2012年10月15日月曜日

始まりの合図

どんな小さなことでも、何かを始めるときには必ず「きっかけ」や「動機」がありますよね。

例えば何かしらのスポーツを始めるとき。


子どもの場合、多くは憧れのスポーツ選手を見て「カッコいい!」と思ったから、もしくは仲のいい友達と「一緒に習いたい」という、単純ではあるものの非常に能動的な動機だと思います。


一方、大人の場合は、勿論そのスポーツ自体に興味を持って始めるというのもありますが、定期の健康診断で身体の状態をチェックした後の「再検査」という判定を目にした挙句、医師から「このままだと○○になりますよ」という怖い言葉を聞いて、仕方なく体質改善のために運動を始めるというケースも多いのではないでしょうか?


マラソンブーム・自転車ブーム・登山ブームなどの言葉を多く目にします。これらのブームにあやかって出版される様々な入門用書籍やネットのサイトなどを通じて、以前は経験者に教えてもらうしかなかった情報が、いつでも誰にでも入手できるようになりました。


社会人になると、時間的にも環境的にも「新しい世界」を広げることが難しくなりますが、たとえ運動を始めるきっかけが「健康を取り戻すために仕方なく」という受動的なものだったとしても、それまで体験しなかった様々な嬉しさや楽しさ、時には辛さや厳しさを味わうことで、今までとは違う「新しい世界」が広がることは間違いありません。



「始まりの合図」はどこにでも転がっています。



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