2014年6月30日月曜日

ATHLETUNE使用例 : サハラマラソンでのATHLETUNEの効果は?

サハラマラソンとは?

アフリカ大陸北西部に位置するモロッコ王国を舞台に開催されるサハラマラソン。
平均気温は30~35℃ですが、明け方は15℃、日中は50℃を超える砂漠地帯(湿度3~20%程度)を、6日間に渡り総距離 236,2km を走破する過酷なレースです。

このレース期間中、主催者から提供されるのは、各ステージのチェックポイントごとの水と野営地だけ、 その他の衣食住に関わる全ての物資は競技者自らが準備(食糧は最低14,000キロカロリーの所持。バックパックは6~15kgに収めなければならない)し、これを携え競技を進行します。 

今年のサハラマラソンは、4月5日から12日までの期間、世界各国より1,029名(うち女性は154名)、日本人は42名(うち女性4名)で過去最多のエントリー数で開催されました。

これだけハードなレースですので、もちろん、エントリー者は脚に自信がある方ばかりでありながら、完走率は89%(日本人は76%)という、まさに「サバイバルレース」です。

今回は、このサハラマラソンでATHLETUNEを使用して下さったチャレンジャーのレポートをお届けします。


以下、レポート(体裁を整えるため、若干文章に手を加えています)・・・・・・・・・・・・・・・

私の走歴は短い(※1年2ヶ月:ハーフマラソン1時間40分、フルマラソン4時間程度)。
と言うよりは、サハラマラソンの存在を知ったその時が走歴のスタートであり、さらにそれまで運動とは縁のない状況だった。

走歴ゼロの初心者が世界で最も過酷といわれるサハラマラソンを走り切るにはいくつかの壁があった。

まず1つは最も基本的なもの。走力と心肺機能の向上である。
これは毎日の通勤片道11kmを10kgのバックパックを背負い往復することを基本トレーニングとし、 その他砂漠対策に砂浜でのトレーニング、山岳対策に金剛山での登山を数度に渡って行った。
総括としてオーバーナイトステージを想定とした堺~琵琶湖間80kmを走り切り走力問題はクリアした。

次に装備。サハラマラソンは前述の通り衣食住を自ら用意し、携えて走らなければならない。この為のバックパックの選択から始まり、寝袋や医療品、毎日の食糧の選択、カロリー計算、必須装備の収集(緊急時のシグナル用の鏡、ホイッスル、コンパス、毒抽出ポンプ他)など、普段の生活では中々お目にかかれないものばかりである。
これらは過去の参加者のブログ等の情報を元に軽量かつ使い勝手の良いものを根気よく選んだ。

最後に、個人的にはこれが最も重要だと考えていた気候への適応とステージレースでの戦い方。 ここに私がATHLETUNEの選んだ大きな理由がある。

日本での走行は多くの場合、湿度の高さから大量の汗をかく。一方サハラ砂漠は低湿度で、極度の乾燥状態となる。ランナーは全力で走っているにも関わらず汗はかかない。厳密に言うと汗はかいているが、垂れ落ちる前に乾燥してしまうのだ。
この為、日走行中に自身の状態を知る重要な目安である発汗量を確認できない状況に陥る。

こうなると給水や補食への意識が薄れ、脱水症状から熱中症、果てはハンガーノックへと繋がっていく。

実際現地では、フルマラソンを2時間台で走るような私より遥かに優れたランナーが、これらに起因する対策不足でリタイアしていく姿を目にした。
私はこれらの対策として、普段のトレーニングから3分間に1度の少量給水(内臓負担軽減の為)と細かい補食によるエネルギーの継続的な供給と集中力、持久力の維持を習慣づけた。
この集中力と持久力の維持にはATHLETUNE ENERGAINが大いに役立った。



 <ATHLETUNEの摂取方法>
本番での基本的摂取方法は、各ステージの“走行区間”前である。
この”走行区間”とは、私が個人的にそう呼んでいるものなのだが、解説するとこうである。

サハラマラソンはマラソンという名称がついているが、その内容はトレイルランに近い。
山岳や丘等の登りが多く、斜度のない平らな路面でも、ちょっと日本の風土からは想像し難いが、多くは見渡す限り角張った石や岩が転がっている様な状況である。
このような走路では怪我のリスクも相まって私の様なレベルの参加者は歩行に徹しなければならない。主催者から手渡されるロードブックには地形のほか、先に書いた様な路面状況も明記されている。

この路面のうち、私が“走行区間”つまり“走れそうな地形”と考えていたのが平らな砂地である。全ステージともこの平らな砂地は10km前後で多くはほぼ連続して存在し、ここに目を付けた私は 、これを“走行区間”とし、ステージごとの制限時間から脱する為の切り札とした。
この“走行区間”は時速8km程度で走るのだが、その走行開始前に“集中力と持久力の維持の為”に ATHLETUNE(ENERGAIN )を摂るのである。これにより極限的な状況にも関わらず集中力と
体の状態を維持することができた。本来最下位でもおかしくない私が多少なりとも順位をあげれたのは、走行区間を設け、それを支えてくれたATHLETUNE ENERGAINのおかげではないかと思っている。

 そしてもう1つ重要なものとして挙げたステージレースの戦い方。
これは普段スタッフとして自転車のステージレースを間近で見、また実際に走った選手から多くの話を聞いてきた私がほぼ実感として感じていたものである。

これは簡潔にいうと、ズバリ“疲労の回復”。

実は私がATHLETUNEに行き着いたのもSPEEDCUREの“疲労の回復”からである。

通常の1日で終わるマラソンはその日1日に全てを出し切るものであり、またそうすべきものである。
一方サハラマラソンの様なステージレースは、1日が終わっても寝て起きれば、また新たなスタートが待っている。

ここで重要なのが前日の疲れが残っているか否か。

どんなに優れた選手でも疲労が残っていては翌日への切符は手に入らない。
私は疲労の回復の為に、いくつかの対策を講じた。それはスポーツタイツの着圧による血行促進であったり、筋疲労用のクリームであったり、厚めの寝具やむくみ取りの寝姿勢であったりした。

そして摂取物としての疲労回復に、ATHLETUNE (SPEEDCURE) を選択した。



サハラマラソンでは食糧は自身で持参したものを摂るが、重量の関係でバリエーションや栄養のバランスはどうしても乏しくなってしまう。
私の場合も、朝夜はお湯で戻すアルファ米が中心で、昼は補食で凌ぐという始末であった。

これでは最低限のエネルギーは摂れるものの、やはり疲労の回復の糧とは成り難かったので、回復面に特化した様々な成分が配合され、また味気ない砂漠で非常に美味しい酸味を味あわせてくれた ATHLETUNE (SPEEDCURE) は、正に私にとって”サハラマラソンでの砂漠に仏”というべき存在だった。 

おかげで私は、前日の疲れを残すことなく、毎朝フレッシュな状態でスタートを迎えることができた。



最後に

ドキュメンタリを観てこんな世界で戦いたいと夢を見、それを叶えたい一心で挑んだサハラマラソン。
不甲斐ない順位ではあったものの、様々なトラブルに見舞われたにも関わらず無事完走できたのは、重要な場面で心身ともに支えてくれた ATHLETUNE によるところが非常に大きいと感じている。

この経験を通じて走ることの楽しさを知り、ランニングを続けていく予定なので、ATHLETUNEには私の“ランニングライフ”を今後も使用して行きたいと考えている。



第29回サハラマラソン

総合順位 830/917位

記  録 62時間38分11秒

0 件のコメント:

コメントを投稿