2014年8月11日月曜日

【「9極の耐9」出店裏話①】 器の大きいお客さま

先週の土曜日、筑波サーキットで開催された
「全日本9時間耐久サイクリング in つくば2014」に出店してきました。
(当日の様子はこちら

ほぼ毎週、スポーツイベントに出店していると、
本当に色々な方と接する機会があります。
皆さんエントリーフィーを払って参加される方ですから、目標が明確。
そして、何よりポジティブ。

気持ちの良い方ばかりです。

毎回、お客さまとの接点は印象深く記憶に残りますが、今回もそんなお客さまとの関わりがありました。

今回の出店準備を終えて、ブース付近をうろちょろしていると、
お隣のブースにお客さまが。
何やら商品の購入?とは少し様子が異なってました。

ご一緒にいらっしゃった奥さま曰く、
「完っ璧に準備したつもりが、シューズを持ってくるのを忘れて…。」
「危険は悔しいから、履いてきたサンダルをテープで固定して走ろうかと…。」


気持ちは分かりますが、それってめちゃくちゃ危険なので、
「ただのトレラン用のシューズですが、サイズが合えばこれ履いた方が良いですよ」
と、自分のシューズをお貸ししました(幸運にも車の中にビーチサンダルがあったので)。

そしてレース後には、完走証を持ってシューズの返却に来て下さいました。
もったいないくらいにお礼を言われ、また「今後もレースが続くから」と、たくさん商品(アスリチューンとハイドロオイル)をお買い上げ下さいました。

ちなみに旦那さまのレース中も、奥さまから差し入れのドリンクを頂き、逆に気を遣わせてしまったようです(すいません…)。

恐らく今回のレース、ご本人はせっかくの機会なのに自分の慣れたシューズで走ることができなかったのを残念に思っているに違いありませんが、本当に終始にこやかでした。

大事なシューズを忘れてしまったという失敗がありながらも、それをすべて受け入れ、
「今ある環境の中で、その日を楽しもう」とする姿勢。
イライラすることなく、トラブルすらも楽しんでしまうポジティブさ。

とても器が大きくて素敵な方でした。そして奥さまも、そんなご主人にとてもお似合いの明るくにこやかな方でした。

何よりも、この方だけが「特別」なのではなく、この仕事を始めてから関わりを持たせて頂いている多くの方が、
こういう性格をお持ちです。

仕事でお客さまを選ぶのは難しいですが、幸いなことに「良い人」ばかりが集まってきて下さります。

来週もイベントの出店予定がありますが、恐らくまた、明るくポジティブな方とお会いできることでしょう。

そう思うと、遠くのイベントでも楽しみに伺うことができるのです。

(【「9極の耐9」出店裏話②】 白戸太郎さんに会えました。 に続く…)



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