そんな私が、あの超一流大学、慶應義塾大学で開催されたセミナーに行ってまいりました。
(既に一週間以上経っていますが…。)
内容は「認知神経科学」ですから、当然内容を理解できるとは思いませんでしたが、
「スポーツの」というワードに微かな望みをかけて、参戦(?)してきました。
場所は慶應義塾大学の日吉キャンパス。
東急東横線の日吉駅前という絶好の立地です。
キャンパスに足を踏み入れるや否や、いたる所に今日のセミナーのポスターが貼られており、アウェーな参加者を迷わせません。
こんなところにもホスピタリティを感じますね♪
ちなみに当日の天候は快晴。
開放感のある緑あふれるキャンパスを闊歩する、狭き門をくぐり抜けたエリート大学生。
まるで違う生き物かって言うくらい、賢そうな顔つきはキラッキラ輝いていました。
(実際、違う生物かも知れません…。)
「自分にもあんな(年齢の)時代があったんだよな…。」としみじみ。

ただ、私がテーマにするサイエンスは「食」、今回のサイエンスは「認知神経科学」。
普通に考えれば、全く分野が違いますし、ここはお断りするのが順当なのかもしれませんが、 「良い機会を与えて頂いたので無駄にするのはもったいない」という貧乏根性を発揮して、お誘いをお受けした次第です。
セミナー開始は13:30。
「遅く入室したらきっと前の方しか席が無い」と予測し、 13時過ぎに受付に行くと、既に8割方の席は埋まってました。
どうやら参加者の大半はお知り合いがいらっしゃるらしく、会場のあちこちで談笑の声が聞こえます。
うーん、やっぱりアウェー…。
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真面目に聞いている私がいます(笑)。どこでしょう? |
内容は別として(本当は「別」にしちゃいけないんだろうけど)、これまで聴講してきたセミナーとは全く違う雰囲気でした。
これまでの経験では、演者は研究成果や最新の情報を「話すこと」を目的に壇上に立つというケースをよく見てきました。
今回は何か違う。
分からない単語は多いものの、退屈じゃない。
聴衆のリアクション(笑い声)もある。
久しぶりの勉強の場で感じたのは、「この人たち(演者)は、『話す』のではなく『伝える』努力をしている」という事でした。

つまり、「予定されている時間(機会・場)があるから話す」のではなく、「伝えたいことがあるから企画したセミナー」ということ。
演者のプロフィールを聞くと、年齢こそ違うものの「学生時代に同じ大学で学び、体育会運動部に所属し、その時に運動時の身体の反応に興味を持って研究の道に進んだ」と。
今回の演者は「頭でっかちの研究オタク」ではなく、打ち込むべきことに打ち込む中で、疑問や興味を見出して、極めた人たちでした。
「好きなこと」だから伝えたい。
だから難しい内容でも、聞きたい気持ちを持ち続けることができたんだと思いました。
「好きなことを仕事に出来る人が世の中にどれだけいるのか?」は分かりませんが、少なくとも今回、話を聞かせて下さった先生方は、そういう方々でした。
そして、改めて「頭が良い人は話が上手い」。そう感じました。
伝えたいポイントをブラさないから、 分かりやすい。
的確な例話を持っているから、伝わりやすい。
そんな訳で、自分にとって今回の「スポーツのための脳神経科学」のセミナーは
「スポーツの(シーンで、分かりやすく自社製品の特長を伝える)ため(には、自分の限られた脳の)認知神経(をフルに活用して)科学(的≒的確に・効率良く伝えないといけないな)」
という事を勉強する場になりました。
セミナーの内容?
それはこれから、ブログの中で小出しに紹介しますね。
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