2015年6月28日日曜日

【後悔しないスポーツサプリメントの選び方 ②】 剤形にも理由があります      # ATHLETUNE

前回
一概にスポーツサプリメントと言ってもその目的は異なるので 自分が使う目的に見合った製品を選んで下さい。
と書きました。

今回はスポーツサプリメントの剤形(内容物の形)について書きます。
剤形は一般的に
・ジェル状
・錠剤
・粉状
に分けられます。

運動中に使用することを前提としている製品は 一般的に
ジェル状(ペースト またはゼリー状)のものが多いです。
これは 運動中(=限られた条件の下)でも使用できるように
工夫されているため つまり 水が無くても飲み下すことが出来るというメリットを与えている訳です。

難点としては 製品自体に水分を含んでいるため 重量がかさむこと
また流動性が高いので 激しい動きの中で使用する場合
内容物がこぼれることが挙げられます。



運動前や運動後に使用することを前提としている製品は 錠剤や粉状の製品が多いです。
これは 飲み下す際の水(=ドリンク)が用意しやすい環境で使用するという前提で製品設計されているからです。
錠剤・粉状のメリットは 単位量当たりの有効成分量を高めることが容易という点です。
ジェル状の場合 水分を含ませる必要があるので 有効成分の量を増やすにも限界があります。
その点 錠剤や粉状は この必要が無い(むしろ水分は大敵)ので 有効成分を多く配合することが出来ます。

但し 特に錠剤は
水(ドリンク)で飲み下す ⇒ 胃の中で溶ける ⇒ 吸収される ⇒ 機能を発揮する
という経過をたどるため 即効性に欠けます。
粉状も水で流し込んだ後 吸収されるまでに時間がかかるものもあります。

ですので
即効性を期待するシーンで使用するもの ⇒ ジェル状
時間をかけても良い環境で使用するもの ⇒ 錠剤や粉状
という具合に 「いつ使うのか?」で分けて選ぶと良いと思います。

そもそも 各メーカーとも上述のように「使うシーンによって形状を使い分けている」ケースが多いですが
中には他社製品との差別化を狙って「従来の他社類似製品は錠剤 ⇒ ジェル状で目新しさを演出」
的な手法を取り入れる製品もありますので要注意です。

「要注意」と書きましたが 具体的に「何をどう注意したら良いのか?」については
長くなるので次回のブログで紹介します。


この他にも 「手軽に使用できる」をアピールする製品の中には ドロップやチュアブル(飴)タイプのものもありますが
口呼吸が前提の運動中は これらの形状の製品は非常に使いにくいという声が多いです。
(呼吸が落ち着いた休憩中に使用するのであればアリです)。
運動中に使用するのは 必ずしも「手軽でない(むしろ苦行)」ということもありますので ご注意ください。

次回は 「期待する機能を左右する要因」について記載します。

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