2016年3月25日金曜日

交換キャンペーンで集まった補給食の比較(vol.3:流動性比較編)

補給食の比較シリーズ 1回目はパッケージ形状の比較 2回目は表示内容の比でした。
ここまでは開封せずに「外から見える情報」で比較してきましたが
今回はいよいよ「内容物」の比較 具体的には 飲みやすさに直結する「流動性」に関して検討していきます。

運動中に口の中が乾いた状態で使用することが考えられるのが補給食です。
流動性が良ければ 口に含んだ後に飲み下すのにストレスを感じにくい。流動性が悪ければ飲み下すが困難…。
そう考える方も多いのではないでしょうか?

実は お客さまからいただくご感想の中でも非常に多いのが 「飲み込みやすさ」に関するもので
「呼吸が荒い状態でも飲み下すことができるのか?」という点は 味以上に重要な要素だと思っています。

比較するのは 引き続きこれらの製品です。
というのも 携行性を考えた同じようなコンセプトの製品と比較しなければ 公平ではないからです。



まずは 各製品の内容物を公開します。
上の写真の並びと同じ 左から「ポケットエナジー・製品A・製品B・製品C」 それぞれ20gです。


前回のブログでも書きましたが 一般的な補給食の中身は「水飴」に近い状態です。
上の写真を見ていただければ分かりますが ポケットエナジーだけはゼリー状です。


【検証の方法】
まず 「どのように流動性を比較するか?」ですが 専門的な知識がないので難しい検討は出来ません。
シンプルに「器を逆さまにして 流れ具合を見る」という 稚拙かつ安直な方法で検討します。
その結果を文章で表現するのは難しいので ポケットエナジーから順に 動画を見てください。

サンプル①: ポケットエナジー(ゼリー状)

サンプル②: 製品A(水飴状)

サンプル③: 製品B(水飴状)


サンプル④ 製品C(水飴状)

(検証している間に表面が乾いて膜状になってしまいました…)


【まとめ
前述のとおり 流動性は「飲みやすさ」の一つの指標ですので この結果だけで製品の優劣を語ることはできません。

ただアスリチューンは「運動中の使いやすさ」を重要視しているので
口の中に残りやすい水飴状ではなく ゼリー状にした意味は大きいと思っています。

また今回は 携行性を重視した 同じような容量の製品で比較を行いましたが
「流動性重視」で開発された製品 前回のブログで言うなら 水分を多く含んだ製品との比較も興味深いです。

次回は そういう製品との比較を行ってみたいと思います。


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2016年3月23日水曜日

交換キャンペーンで集まった補給食の比較(vol.2:表示内容比較編)

補給食の比較シリーズ vol.1はパッケージの形状を比較しました。
今回はパッケージに記載されている栄養成分表示の内容を見ていきます。
補給食として比較するのは 前回と同様 以下の製品です。


補給食にとって「カロリー」という項目は 数字で有用性を表記できる=見た目で差別化できるポイントです。

限られた容量で できるだけ高いカロリー数値を表記したい

各社の開発担当は そう願っていることと思います(もちろん隼も同じです)。
それだけに「パッケージあたりのカロリー量をどうやって高めるか?」は各社とも頭を使う部分です。

実は何気なく手にしているパッケージには たくさんの情報が記載されています。
その中でも特に見ていただきたいのが 原材料名が記載されている欄と 栄養成分表示欄です。



この形状の補給食の多くは 運動するためのエネルギー(カロリー)を素早く補うためのものであり
その原料として使用されるのは 多くの場合「糖」です(水飴をイメージすると分かりやすいかもしれません)。

まずは 今回比較した4品の栄養成分表示の記載内容をまとめた表をご覧ください。
表示欄にある「炭水化物」は 糖と食物せんいの総称ですが
補給食に食物せんいが含まれることはまず無いと思われますので
ここでは炭水化物の数値数値=糖と考えることにしましょう。

どの製品も重量の半分以上は炭水化物が占めており 基本的に補給食が甘いのはこのためです。

一般的に 補給食に使われる糖は 1gあたり4kcalのエネルギー量があるので
単純に言えば 糖の量を多くすればカロリー量を高くすることができますが 粘度も高くなります。

そこで 水分を足すことで粘度を下げて 流動性を高めるわけです。
但し 水にはカロリーはありませんので 水分量を上げれば上げるほどカロリーを確保するのが難しくなります。

つまり補給食として販売されている製品の場合 糖(炭水化物)以外に大量に使用されている原材料がない限り
内容量に占める炭水化物の比率を計算すると ある程度の流動性を推測することができます。
(ちなみに 水飴100gあたりの水分量は15g 炭水化物比率は85%です。:文科省食品成分データベースより)


軽さ・携行制の良さのために 高いカロリーを重要視するか あるいは流動性を重要視するのか…。

補給食を選ぶポイントは様々あり 流動性はその指標の一つですが
肉体的に大きな負荷がかかった状態で使用する製品だけに この見方を知っておくと 選び方の幅が広がります。

ちなみに昨年末 「2015年 最もアクセスの多かったブログランキング」を公開しましたが
その中で6位になったのが「後悔しないスポーツサプリメントの選び方③ 効果を期待するならまずここを見る」でした。
期待する機能の有無は 表示内容を見ればある程度推測できるという趣旨の記事をアップしています。
よろしければこちらもご覧ください。


次回は いよいよ開封して中身の比較を行います(続く…)。


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2016年3月22日火曜日

交換キャンペーンで集まった補給食の比較(vol.1:パッケージ編)

実施した補給食交換キャンペーンの状況でも
今回交換していただいたこれらの製品は 今後の製品開発の参考に使わせていただきます」とお伝えしましたが
集まった補給食を手に取って見ていると 改めて各社の工夫が見て取れるので非常に興味深いです。

せっかくいろいろ試すことができるので 写真付きで比較してみようと思いますのでお付き合いください。
今回はパッケージの比較です。

以前のブログで アスリチューンのパッケージに対するこだわりを書きました。
その中で「パッケージのマチの有無」に触れましたが
先日の「賞味期限切れ補給食交換キャンペーン」で入手した他社製品が手許にありますので 写真で見てみましょう。

今回比較するのはこちらの4品。
比較対象として選んだポイントは
・パッケージが似ている(キャップ式ではない)
・内容量が同程度(50g以内)
・ユーザーが多い
以上 3点です。

他社製品名は自主規制…

製品名はマスキングしてみましたが あまり意味なかったかもしれません…。

次に底面を見てみましょう。

他社3製品にはマチがある

小さなパッケージで内容量を確保するとなると 厚みを持たさざるを得ません。
そのために「マチ」を設けるのは理にかなっています。

弱点としては 「揺れる」ことでしょう。そしてスポーツ中の持参物の揺れは 人によっては大きなストレスになります。

例えば450gのサッカーボールをリュックに背負って走るのと
ハイドレーションバッグに同じ重さの水を入れて走るのでは 同じ重さでも揺れの感じ方は全く違います。

ポケットの中にこれらの補給食を入れて走った場合 ポケットの中で上下に動き それにつられてウェアも上下します。
その際 パッケージの角が尖っていたら おそらく薄いウェアを通じて肌を傷つけるでしょう。
そして競技の間ずっと 傷ついた肌に角が当たり続けるかもしれない…。
想像しただけでもうんざりします。
もしお気に入りの補給食の角が尖っている場合 本番前にハサミで丸くカットするなど改良を施しておいてください。
(ちなみに今回アスリチューンと比較した他社3製品のうち1品は 尖った角がないデザインでした)

長丁場の競技 特にウルトラマラソンなどでは 10時間を超えるレースもあります。
日頃は気にならないような小さなストレスでも
肉体的にも大きな負荷がかかり続ける中でのストレスは 精神的も大きな負担となります。

自分にとって 本番当日に持参する携行品がどの程度の負担になるのかを知る上でも
本番前にできるだけ同じ装備を持参して 使用する予定の補給食を試してみることをおススメします。
(こちらも併せてお読みください。⇒レース前に使用してみることをおススメしますの理由


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2016年3月19日土曜日

ありがとうございます。おかげさまで「1000 いいね」いただきました。

おかげさまで 隼のフェイスブックページの「いいね」が1000を超えました。



フェイスブックページの開設が2012年の9月ですから 1000のいいねをいただくのにかかった時間は約3年半です。

製品力の・ブランドある会社のページであれば あっという間に超えられる数字なのかもしれませんが
日々の活動の記録を 少しずつですが地道に更新し続ける中でいただいた この「1000」という数字は

決して軽々しいものではありません!本当にありがとうございます。

フェイスブックページを通じてつながっている1000人の皆さんをはじめ 
アスリチューンをお使いいただいている皆さんのご期待を裏切ることの無いように
これからもアスリートに喜んでいただける製品を創っていきたいと思います。

また今まで通り イベントにも可能な限り出店していきますので お見かけの際は気軽にお声がけください。

今後ともよろしくお願いします。

2016年3月17日木曜日

「他社の期限切れ補給食交換キャンペーン」の状況(と今後の予定)

1月から始めた「他社の期限切れ補給食交換キャンペーン
先週末までに 3回ほど実施してみました。

「交換は嬉しいけど、何に使うの?」とか「集めた補給食はどうするの?」とか
たくさんの方に尋ねられました。
(何に使うかは後述します)

このキャンペーンを始めた主旨は
「まだまだマイナーな『アスリチューン』という製品を
一人でも多くの方に体験していただきたい」
というところにあります。

今までのブログでも 製品創りのこだわり(例えばカフェイン不使用の理由)や
使い勝手に関するこだわりを書いてきましたが
文章を読んで理解するよりも
 「一度試して頂いた方が早い」と感じたからです。

もちろん 興味があればご購入いただけばいいのですが
多くの方は たとえ賞味期限が切れていても「補給食を持っていれば新しいのを買うのはもったいない」
と感じるでしょう。

結果 ありがたいことに「初めて使ってみた」という方にたくさん来ていただきました。

ポケットエナジーと交換させていただいた他社の補給食

その数なんと…3日で31個!

駅伝イベント1回と自転車のホビーレース2回でこの数です。
情報をシェアしてくださった方 ありがとうございました。

せっかく集まった補給食 並べて写真を撮ってみました。
(商品名はガムテープで自主規制…)

ほとんどが 目にしたことのあるメジャーブランドですが
中には海外で流通していると思しき製品もあります。


ちなみに 交換した製品の中で最も古いものでも 2014年の1月(に期限が切れた)の製品
予想より新しめでした。


今回交換していただいたこれらの製品は 今後の製品開発の参考に使わせていただきます。

具体的には もちろん口に入れるわけではなく(いや 入れるかも…)
使用している成分や粘度(≒飲みやすさにかかわる)をチェックしてみようと思います。

アスリチューンを一層使いやすくするための研究材料として 有効に使用させていただきます。

また今後の交換キャンペーンの予定ですが 出店するすべてのイベントで実施するわけではありませんが
ご要望があれば 可能な限り(製品在庫の兼ね合いを見て)実施したいと考えています。
出店情報は隼フェイスブックなどでアップしますので 是非チェックしてください。


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